今日はカエルの子の畑の話しでも。

私の日常生活は、ほとんど家、仕事、畑の3ヶ所を移動して過ごしています(笑)


私の大好きな畑は実家の畑です(5m×25m+αくらい)。

幼い頃はわが家の周囲は田んぼや畑が多く、わが家も米も作る兼業農家でした。現在は時代の流れで、実家の敷地内の家庭菜園と小さい山と山の下の小さい畑だけが残っています。

父はずっと田や畑を耕し、自分の育てた野菜で私達を大きくし、亡くなるひと月前まで「植えておけば、お前達が食べられる」と種まきをしていました。

2013年夏に父が他界したため、父の耕してきた敷地内菜園は母が、山の下の畑は私が受け継ぎ、母と時には競争、時には協力し合って野菜を育てています。


私は小さい頃から草花を育てることが好きでした(二人の姉は全く興味が無いようです)。
20代からは野菜の栽培にも興味が出て、プランターでトマトや大根、レタス、スイカにゴーヤなど育て始め、次第に物足りなくなり、父の畑を一部使って色々な野菜に挑戦していました。
一時は種苗店が開いている野菜作り教室に参加しながら楽しんでいたこともありました。

父の体調が崩れ、出来ないことが増えると、一緒に畑へ行き、父の野菜作りや山のお世話を手伝っていました。
今では、二人でお喋りしたあの時間が、とても大切なものになりました。


父の葬儀が終わった翌日、泣きながら、草だらけになった畑の草取りから畑のお世話が始まりました。

はじめは父に教えてもらったことや野菜作り教室で習ったことを参考に育てていました。
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2014.5.14

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2014.6.7

きちんと耕し、草取りも土作りも頑張っていました。
この頃に野菜の芽がどんな形をしているのか、良く分かるようになった気がします。
でも、乾いた土に芽を出す野菜を見て何となく、何ともいえない気持ちになって、自然と一緒に育てる自然栽培に魅力を感じていました。
父が大切に土と野菜を育ててきた畑をボロボロにするのではと不安と申し訳ない気持ちで迷いましたが、母の「お前の好きなようにしたら良い。お父さんと同じことは出来んよ」と言ってくれたので、挑戦してみることにしました。

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2016.5.14

この頃からは、畑の一部のみを不耕起でコンパニオンプランツに期待しつつ無肥で育てることに。

2017年には草が生え過ぎて、手に負えなくなり、耕作放棄地のようになりました…。

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2018.11.13

2017年、2018年と刈り草を敷きながら草を生やし、自然栽培3年目に入ります。
凄く適当な自然栽培ですが、悪戦苦闘しながら楽しんでいます。
土が変わるには3-7年掛かるらしいので、これからどう変化していくか楽しみにしています(*^^*)